第二日目 3月18日(火)前半

今朝は抜けるような青空ですが、外は結構冷え込みがきつく、少し歩くと芯まで冷え込んできました。しかし最近のハバロフスクでは「春が来たね」というのが挨拶なんだそうです。春とは言ってもマイナス8度、半袖の気候の沖縄から来た人たちにはこの寒さはきついようでした。やはりロシア人のような分厚い格好とあの独特な帽子は必要なのですね。市内は通勤客で賑わいを見せていましたが、通りを走る車はほとんどが日本の中古車なんですよ。
今日はリハーサルの1日目ですが、朝はショッピングのワークショップということで、何処に何が売っているか?下山氏にレーニン通りを案内していただいて朝食をゲットすることになりました。

     

通りにはキヨスクのような売店やパン屋などの露店もあり、結構賑わっています。ロシアといえばピロシキが有名ですが、早速ピロシキを求めて露店のパン屋に行きましたが、すでに売り切れ。残念ですが他のパンとジュース類を求めて皆が朝食にありついたという次第。でもロシアのパンは結構美味しいので人気があるそうです。しかし、津軽組と沖縄組でいっぺんに買占めたという感じでしたから、このお店のお兄さんはホクホクで大喜びでしたね。

     

 

リハーサルの会場として使われたのが、アムールホテルのそばにあるトリアーダ劇場です。会場は昔の渋谷ジァンジァンを彷彿とさせるようなパントマイム小劇場でした。専属の俳優たちによって連日公演が行われていますが、今回はこの会場を借りて簡単な手合わせをすることになります。

 

 


トリアーダ劇場前にて

 

沖縄組は1部と3部の手合わせを同時にやるのと、準備がたいへんな為に津軽組が最初にやらせていただくことになりました。ここでは後日ワークショップとセミナーも開催することになっています。南アフリカ公演以来5年ぶりの再会となる竹勇、竹仙、竹勇雅でしたが、一度弾き始めれば息はピタリと合いました。それぞれが離れていても段取りさえ決めれば合奏が成り立つのが津軽三味線の面白いところです。沖縄組もかなり気合が入っていて、稽古風景を観ているだけでもそのパワーが伝わってきます。私達はあいや四重奏の課題を残して沖縄組とバトンタッチし、いったんホテルに戻って部屋で調整することになりました。

 

 

2日目後半は工事中です。


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