じゃむ じゃむ 通信       2008 3/17 No.27 


じゃむじゃむの看板も10年たちました

10年前のじゃむじゃむ通信bPに登場した左の看板が再登場です。手彫りで約3ヶ月掛かりました。周りはいつ出来上が るのか心配し、「これは出来上がらないだろう」とい う声もありましたが難産の末、見事に(?)登場しま した。途中で塗装の補修をしたり、文字に手を加えた りの面倒をかけましたが他は一切手が掛からず、文句 も言わずに黙々と役目を果たしてきてくれました。

目立たない、、、もっと大きい方がいい、、業者に頼んでもっと良い物を、、、等々の声も挙がりましたが私はこれが一番じゃむじゃむに似合っていると思っています。(融通が利かないの声在り)
 一方、コーヒーハウスはテーブルを変えたり照明を天井からの直接照明に変更したりしました。数年前には小さな庭の部分をウッドデッキに作り替えました。これはほとんどの方に好評で中には季節の良いときにウッドデッキでお茶を飲む方もいます。庭にある柘榴、花桃、藤の各木々達も毎年彼らの役目を十分に果たしてくれています。特に藤は春から藤棚を綺麗に作り夏には涼しい木陰を提供してくれます。そして忘れてならないのは、看板の下に一本だけ出演している蔓薔薇です。年毎に大きさを増し、専門家の意見を聞きながら剪定をしてきた結果、春毎に見事な真っ赤な花を咲かせてくれます。コーヒーハウスのメニューの表紙は5月上旬の満開の蔓薔薇の様子を載せています。

 アートスペースとコーヒーハウスの両方とも少しずつの変化がありましたが、私と手作りの看板はこの10年間、相も変わらず在りましたし、これからも変わらずに在り続けたいと願っています。

10周年記念公演                         「奥浦博子・ピアノホームコンサート」
                                                      
優れた演奏家は優れた教師

 「何ごとも10年経ないと、その真価は分からない」・・・心に残ったある方の言葉、真価はともかく、生き残ったということは私どもにとって重い事実です。多くの演奏者・お客様がこの場で豊かな時間を共有した日々こそ、無形の財産です。関わってくださったすべてのかた達に心から感謝します。1999年2月11日「奥浦博子ピアノコンサート」でスペース開きをして10年を経た今、再び、「奥浦博子・ピアノホームコンサート」を、新たな年月への出発点にしたいと思います。

奥浦博子さんは小・中・高校時代をこの小山市で過ごし、私どもの小学校時代からの友人でもあります。奥浦さんは、東京文化会館やサントリーホールなど、これまで9回のリサイタルを開き、ピアニストとして「もっといい音を、もっと前に」と、更に高きステージへと挑戦しています。演奏活動ばかりでなく、数十年にわたり音楽家協会を主宰し、地域の人々にクラシック音楽の普及とその楽しみを伝え、また指導においても「プロ・アマの区別をしない」というモットーで、後進の指導にあたっています。「勉強会」と称する発表会ではプロもアマも大人も子供もみんな一緒で、暗譜を義務づけず、未完成でも弾き、お互いそれぞれの演奏に感想・意見・アドバイスを率直に出し合うのだそうです。7度目のトライで2006年「国際アマチュア・ピアノコンクール」で優勝した深津徹さん(循環器系のお医師さん・46才)は奥浦さんのコンサートを聴いて弟子入りした10年来のお弟子さんです。ピアノのレッスンは中学2年生まで、チェルニー40番途中で、あとは好きなリストばかりを自己流に弾いていたというから驚きです。「弾き難い箇所の練習の仕方を示して差し上げただけ」という奥浦さん。まさに優れた演奏家は、優れた教師でもあります。

奥浦さん自身も、名ピアニストであり名教師の薫陶を受けたお弟子さんです。亡き恩師、ゲオルク・ヴァシャヘ−リ教授(高名なピアニスト エドヴィン・フィッシャーに師事)から伝授された「脱力奏法」に、それまでの奏法、音楽感までも覆されたといいます。「もし私がこのタッチを修得しなかったら、弾く楽しみ、表現する喜びを十分に持てないままだったでしょう。・・・そして今は、一人でも多くの方にこの喜びと幸せを分かち合いたいと、演奏と指導を通してこのタッチをお伝えすることを使命と考えています。」(音楽雑誌・MUSICA NOVAより)と、語っています

多くを語らないヴァシャヘーリ先生の口癖のひとつ「歌いなさい。そして自由に弾きなさい」という珠玉の師の言葉を、奥浦さんはどうピアノにたくすのでしょうか。春の昼下がり、どうぞ聴きにいらしてください。

奥浦博子 ピアノホームコンサート

期 日  2008年 4月19日(土)  午後2時開演 (30分前開場)

場 所    アートスペース じゃむじゃむ

演奏曲目  シューマン アラベスケ   OP.18
                フモレスケ
  OP.20
                ブラームス
三つの間奏曲  OP.117
                バッハ
半音階的幻想曲とフーガ

当日は、奥浦さん自らによる、曲にまつわるエピソードやお話しがあります。

終演後 、当店焙煎のコーヒーと自家製ケーキでおくつろぎください。

※ 2008年7月24日(木)東京文化会館小ホールにてリサイタル開催

チケット              2000円 お申し込みはメール・お電話などにて当店へ

【その他のアートスペース情報】

劇団バルドー主催   一人芝居  「ボーダー アンド アイ ライン」

あの頃。東京で再会した兄弟はぼろアパートの一室でいっしょに暮らしていた。
アパートの取り壊しを聞いたとき、男はその日を追憶する。登場人物二人を役者が
一人で演じる一人芝居。今アイラインが二人を別かち、そして繋ぐ。兄弟の絆再生の物語。

出 演  望月雅行 (劇団バルドー) 作・演出 正岡美麻 (劇団凹凸)

期 日  2008年 5月10日(土)    18時30分開演 (30分前開場)
                            5月11日(日)
      14時30分開演 (30分前開場)

場 所    アートスペース じゃむじゃむ

問い合わせ  090−7172−3878 (望月)  m1a0s1a08.barudo007@docomo.ne.jp

 

ダンスコンサート   「十字路」

様々な文化・民族、異質なものが出会うバザールでの「十字路」。そこで織りなされる自然界・
人間界の融合・対立・交流・・・。時に詩の言葉で踊り、時に手拍子だけで創りあげるリズムの
ダイナミズム(ボディーパーカッション)、90分ノンストップで展開される異次元の空間へ・・・

構成・振り付け・演出・指導   安藤喜代 (「ダンスユニット1・2」主宰)
                                                                               アン ドゥ

出 演     「ダンスユニット1・2」 の皆さん

期 日     2008年 6月15日(日) 14時開演  (30分前開場)

場 所  小山文化センター小ホール   チケット 1000円

制 作   みんなで創るダンスコンサート「十字路」実行委員会

後 援   アートスペース じゃむじゃむ

問い合わせ アートスペース じゃむじゃむへ


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           ART SPACE & COFFEE HOUSE           

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пEFax  0285-24-3870   e-mail jam-jam@tvoyama.ne.jp


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